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Keychron Q2のスタビライザーに 初心者が悪戦苦闘した話。
音がおかしかったら取り付け不良を疑いましょう。そしてネジを潰さないように気をつけましょう。
経緯
音がおかしいEnterとBackSpace
Keychron Q2が届いてしばらく使っているうちに気が付きました。 「あれ?EnterとBSの音だけおかしいな?」
この2キーは2Uと2.25Uの大きさでどちらもスタビライザーが入っている大型のキーなのでほかの1Uのキーと音が違うのは当たり前なのですが、左Shiftと比較してもスチャスチャ言うし何かがおかしいぞ、ということで分解してみることにしました。
スタビライザーがはまってない
ボトムケースを外してPCBを見たところ、どう見てもこの2キーのネジ留め式スタビライザーのネジが浮いていました。素人目にも「多分これだな」という感じだったので締めました。
ネジを潰す
BSキーのスタビライザーはきちんと締めることができて遊びがなくなったので音が静かになり、左Shiftに近い音がするようになりました。
しかしEnterのスタビライザーのネジが1つ渋くて全く締まらず、無理に力をかけたら一発でネジ山が潰れました。不器用…
結局このやかましいEnterとともに数日過ごしました。
必殺ネジザウルス
そう言えば潰れたネジを強引に外す製品をホームセンターで見たことがあるなぁと思い出し、Amazonを検索。今回のような非常に小さいネジを外せそうなネジザウルスZを見つけて購入しました。
これは大成功で、ラジオペンチでは刃が立たなかったネジがあっけなく外れました。
今度こそ直す
今度はPCBの裏から触るだけではなく、スイッチもプレートも外してPCB単体にして、スタビライザーも取り外して観察してみました。
どうやらスタビライザー側のねじ切りがやや渋いだけらしいと思われたので、スタビライザーの交換はせずにネジにグリスをつけてワッシャを噛ませて遊びがなくなるように締めました。成功。ついでにスタビライザーの下にマスキングテープも貼っておきました。
夜な夜な少しずつ、初めて触るキーボードと格闘して、部品取り寄せに1週間くらいかかって、やっとスタビライザーが本来の性能を取り戻しました。やったぜ。
やったことはまじでただネジを締めただけなんですが、まさかこんなに苦戦するとは思っていなかったです。不器用は生きづらい…
とりあえずキーボードの構造はちゃんとわかったので学びを得たということで良しとしましょう。
この記事はKeychron Q2+Durock T1で書きました。