おぼえておきたい

記憶力がないのでおぼえておきたいことを書いています。

iPad Pro 11" 2020

iPad Pro 11"を買ってひと月ほど使ったので考えたことを書き残します。と言っても、そんなに変わらんのだけど…

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買ったのはiPad Pro 11" Wi-Fi&Cellular 128GB Silverです。iPad Pro 10.5" Wi-Fi&Cellular 64GB Space Grayから買い替えました。

価格

$949、¥101,800は$1=¥107程度と実際よりも良いレートで設定されたのもあり、USDベースでは価格は変わっていませんが2018モデルよりもJPYでは安くなりました。
別途Smart Folioが¥8,500, Apple Pencilが¥14,800, Mac用Magic Keyboardが¥9,800を買ったのでトータルだとやはり恐ろしい金額に……これでもiPad Pro用のMagic Keyboard(¥31,800)は買わない決心をしたのでマシなはずなのだけど…
 

周辺機器とiPadに求めるもの

iPad Proの登場以降、どんどんできることが増えているのでiPadに求めるものは人によりけりになってきていると感じます。自分の実現したいことを決めてオプションを選択できるのがiPad Proのいいところです。この自由度は下位のiPadよりも大きいです。
重視したこと
私はこれで4台めのiPadですが、自分の使い方では
  1. 軽さ
  2. Cellularの機動性
  3. タブレットとしての使いやすさ(電子書籍リーダーや電子ノートとして)
の3点を重視し、あえてSmart FoliobluetoothのMagic Keyboardを別に持ち歩く運用としました。
買ったもの
  • Apple Pencil 2nd gen.
  • Smart Folio (Cactas)
  • Magic Keyboard (JIS, blurtoothの単体キーボード)
  • ELECOM ペーパーライクフィルム(文字用サラサラタイプ)
軽さが重要なのでMagic Keyboard for iPad Proは自分には合わないと判断しました。
iPad Pro 11"本体が471g, Smart Folioが175g, Magic Keyboardが230g, 全て足すと計算上876gになります。一方Smart Keyboad Folioだと800g弱に納まり、キーボードが常時必須ならこの方が良いですが、Smart Keyboard Folioタブレットとして手に持ったりPencilを使う際にはとにかく邪魔なので必要な時だけキーボードをつなぐことにしました。
前のiPad Pro10.5"のSmart KeyboardではUSキーボードを使っていたのですが、サラリーマンの宿命で貸与端末のJISキーボードを使わざるをえず、配列が異なると混乱するのでiPadもJISにしました。
 
画面には散々悩んでELECOMのペーパーライクフィルム(文字用サラサラ)を貼っています。アンチグレアのディスプレイに近いもやっとした感じになってしまうので、とにかく映像や画像の美しさ重視ならばお勧めしません。
もちろん非常に書きやすくなります。前のiPad Pro10.5"は強化ガラスを貼っていたので、ペン先と表示部の距離が出てしまうことや滑りすぎること、画面の反射が強くなることがストレスだったけれど、このフィルムでは解決しました。
 

iPad Pro 10.5" (2017)から変わったこと

そんな変わらん()
性能

性能面は完璧で全てがサクサクなんですが、それはA10X FusionのPro 10.5"からそうだったのでそこまで体験は変わらないです。強いていえばRAMが6GBになったことでこれまで以上に裏でappをkillすることがなくなり、マルチタスクがスムーズになりました。

画面比
マルチカラムのアプリ(Twitter系やEvernote, Finderなど)を使う際やSplit View時には11"の横長な画面比が生きることが多く、追加された長辺方向の表示領域の恩恵を少し感じます。あと動画や電子書籍にも横長の方が大きく表示できるのでメリットがあります。一方で横に置いたときのwebページの読みやすさやPencilを使って何かを書く際には短辺が長いことが活きるので、画面の縦横比に関してはiPadに限らず永遠の課題かもしれない…
スピーカー
少し進化を感じます。薄くなっているのに音質は素晴らしく、明らかにそこらのラップトップよりも良い音が鳴ります。ビデオ通話や動画を見る際のクオリティが向上します。
FaceID
花粉症ではないため日常生活ではほとんどマスクをせず、そういう意味では相性が良いです。ちゃんとiPadと正対しているときは一瞬で認証が終わるので便利です。
一方で平らに置いている時に認証できなかったり、購入時のサイドボタンダブルクリックが煩わしかったり、持ったときの親指がカメラにかかって認証できなかったりとプチストレスも多いので良いことばかりではないです。
USB-CとiPadOS 13.4
USB-C対応とiPadOS13でSafariMac準拠になったり、File appが進化したり、13.4でマウス/トラックパッドに対応したりとPC likeに進化してきたiPad Pro。
しかしまだミラーリングしかできないマルチディスプレイが自分の中ではかなり不満。既にGPU性能はことPro/ Airに関しては足りており、マウスによってタッチできなくても操作が可能になったので拡張デスクトップを解放して欲しいです。また、外部ディスプレイ接続時も本体と同じ縦横比しか使えないのも大幅なマイナス。これができない限りiPadはラップトップの代わりにはならないと思います。
あとUSB-Cによって充電の運用が楽になりました。(USB-PDの27W(9V-3Aか15V-2A)以上あると非常に高速に充電できますが、それは10.5"でもUSB-C to lightningケーブルがあればできました。)
LiDAR
まだ利用可能なappが少ないため、measure app(計測)くらいでしか活きませんが、それでも便利です。まず起動時に他の機種では発生する「動かし続けてください」という動作がなくすぐに測定可能になる上、かなり正確に物を捕捉します。荷物を発送する際にどのサイズになるかパッと測れて便利でした。

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かなりスムーズに大きさを測れます