おぼえておきたい

記憶力がないのでおぼえておきたいことを書いています。

Apple Watch Series 7のレビュー

今さら書いても…と思いながら書きました。

10/08に予約したものの届いたのは10/30でした。今年の争奪戦は厳しかった…

買ったのはApple Watch Series 7, GPS+Cellular 45mm Silver Stainless steelです。

Apple Watch Series 7の詳細はApple公式を参照ください。

要約

親馬鹿、孫馬鹿な各位は45mm Series 7を買いましょう。「これまでよりも20%大きく、常時表示で、最大70%明るいデジタルフォトフレーム」です。最高です。Pricelessです。

なぜ買ったか

2年強使ったSeries 4のバッテリーがだいぶ厳しくなって来たのが一番の理由です。

Series 4は発売日に買いましたが、不運にも1年経たずに画面を割ってしまい有償交換したため、この個体の使用期間は2年強です。バッテリーの劣化は比較的マシだったのですが…そろそろきついです。バッテリー消費が激しいInfograghやMeridian, Siriなどのwatch faceを使うと1日が限界で睡眠トラッキングが無理です。

裏を返せば、Series 4は機能面や性能面の不都合は全く無いです。素晴らしいモデルです。(実際、SEとSeries 4はほぼ同一の筐体と機能・性能です)

Apple Watchのモデル選び

Series 4を持っている私にとって、SEはほとんど何も変化しないため却下。必然的にSeries 7です。

ケースの大きさは45mmで確定です。これまで初代以来ずっと大きい方のケースを買い、バンドを揃えてきたため今更バンド資産を捨てられません。初めて買うのであれば男女問わず41mmで良いような気もします。安いし。

ケース材質は今回はアルミ・ステンレス・チタンの3択ですが、シルバーステンレスを選びました。単純に316Lステンレスの輝きが好きという好みの問題が大きいですが、ステンレス以上はサファイアガラスでガラス強度が非常に高くなります。

過去モデルはアルミばかり買っていましたが、アルミケースモデルの風防ガラスのIon-X glassは普通に小傷が入るので注意が要ります。

逆にアルミケース自体の方は傷に強いようで、全く傷つきません。シルバーステンレスは小傷がつくと思うので、潔癖の人は選ばないほうが良いかもしれないです。(グラファイトとゴールドステンレスは表面加工が強固なので、貫通するほどの深い傷でない限り傷つかないらしいです。)

Series 7で変わるところ

Always-On

Series 5以降の機能なので今更ですが、私にとっては初めての機能です。

Series 5の時は「暗すぎて結局手首を捻らないといけない」と叩かれていたように思いますが、2世代経て進化したらしく、全く暗すぎるとは感じません。dim状態でも実用的に明るいです。

単純にあからさまな動作をしなくても時間が見られるというだけでなく、文字盤のデザインが常時活きるので見栄え的な価値が大きいです。子供の写真しか表示していませんが…

サイズ

本体は長辺が44mm→45mmで微増ですが、この差は感じられないです。

画面は格段に大きくなっており、フルスクリーンの文字盤(Color, Meridian, California, Vapor, Fire/Water, Liquid Metal, Stripe, Gradient, Kaleidoscope(万華鏡), Artist, Photos, Portraits, Typograph)はかなり差を感じやすいです。また、Contour(輪郭)とModular DuoはSeries 7限定です。

常用する文字盤がほぼPhotos(子供の写真)なので、大きくなって明確にテンションが上がりました。親馬鹿、孫馬鹿な各位は45mm Series 7を買いましょう。「これまでよりも20%大きく、常時表示で、最大70%明るいデジタルフォトフレーム」です。最高です。Pricelessです。

また、画面サイズ拡大によってこれまでよりもタッチセンサーの範囲も広がっており、ディスプレイの曲面部も反応するようになっています。

バッテリー

トータルではやや悪化でしょうか。Always-Onがあるので当然ですが…

3ヶ月ほど使った感じ、画面輝度Low、文字盤はPhotos、Always-Onで30h程度稼働できる感じでした。24hだと70%程度減ると見積もれば良いかと思います。ただしInfographやSiriのようなバッテリー消費の激しい文字盤だと更に短くなると思います。

Always-OnがないSeries 4は40h強くらい持っていたので、稼働時間は2/3くらいです。

充電は付属のUSB-Cのケーブルを使うことで高速化されており、30分で50-60%くらい回復します。これはSeries 4の1.5倍くらい速いです。

しかし、Series 7が24hで消費する70%ぶんを充電するには45分程度掛かるので、風呂に入っている間に充電するだけでは(長風呂しない限り)やや足りません。睡眠ログを取る場合は朝も少し充電するなど、充電タイミングを工夫する必要がありそうです。

高速充電には付属のUSB-C充電ケーブルが必須となっており、これまでの充電器資産では高速充電の恩恵を享受できません。また、USB-C出力できるACアダプタは含まれないため、自分で用意する必要があります。

コネクタはUSB Type-CではありますがUSB-PDは必須でないようなので、それだけのために貴重なUSB-Cポートを1つ潰されるのはやや痛いところではあります。

センサー類、通信機能の追加

Series 6以降のモデルはSpO2(血中酸素濃度)が自動で測定できるようになります。普段は役に立ちませんが、呼吸器系の異常を検出できるかもしれないパラメータなので、コロナ禍で脚光を浴びましたね。

Series 6/SE以降のモデルは高度計を常時起動可能になり、Complicationにも設定できるようになります。状況によって役立つでしょう。

コンパスが内蔵されたので方向を正しく把握できるようになります。が、これは役に立つのだろうか…?

Series 6以降はUWBに対応しているので、AirTagを探したりするのに正確な方向を検出できるようになります。

Series 6以降はWi-Fi 4 (11n)の5GHzに対応しているので、Wi-Fi環境下での通信がやや改善するものと思いますが、よほど電波干渉がない限り誤差です。

あまり変わらないところ

SoCのパフォーマンス

ざっくりいうと、S3→S4で2倍、S4とS5が同じ、S5→S6で1.2倍、S6→S7が同じです。今回S4→S7なので1.2倍なのですが、これは体感ではほとんど感じられないです。

S3→S4は結構劇的な差があるので、Series 3以前からの買い替えであればすぐわかるほど早くなります。