おぼえておきたい

記憶力がないのでおぼえておきたいことを書いています。

Apple Magic Keyboard for iPadを買いました

いまさら買ったMagic Keyboard

前提

私が持っているのはiPad Pro 11inch 2020 WiFi+Cellular 128GB。

買ったのはMagic Keyboard for iPad (JP配列)。

3行

詰めが甘い

高い

間違いなく唯一の体験はできる

悪いこと

開きにくい

ヒンジの硬さと指の引っ掛かりにくさが相まって開きにくいです。使い始めの開くアクションの体験が悪いと感じるのですが…慣れでしょうか?

高い

みんな知ってる。

不安定

不安定。

webベージやアプリによってスムーズにトラックパッドのスクロール時の慣性が働かなかったり、ちゃんとカーソルが変形しなかったりすることが多発します。

また、キーボードも時々US-ANSI配列と認識されてしまい、印字と文字がずれます。そして急に戻ります。US-ANSI配列でも打てるのですが、今どっちの配列で認識されているのかわからないので不便極まりないです。

ハードウェアというよりもソフトウェアの問題ですが、iPadOS15.3になってもこんなものなのでしょうか。詰めが甘い。

重い

これも周知の事実。本体単体の2倍を超えて1kgに達してしまいます。

良いこと

見た目

ワンパッケージに全部おさまり、展開時の専有面積も最小限。デザインも独自性と実用性がある。

あと個人的には、かな文字があるJPキーボードの見た目は結構好きです。ANSI/ISO以外のその国独自のキーボードレイアウトというのは結構レアなので、割と欧米人には受ける。

ラップトップに近いキーボード

11インチはかなり手狭なものの、そもそも11インチに収まるキー数には物理的に限度があるので諦めるしかないです。打鍵感自体は普通のラップトップのそれで、別に良くはないです。

そして貴重なiPadできちんとJP配列として認識されるキーボードです。iPadでJP配列のママ使えるのは、Mac用Magic KeyboardとMacモードを備えたキーボードしかないです。

US配列キーボードを使う場合、MacにおいてはKarabinerや英かなでcommand単押しを英かなキーとして機能させることができるためそんなに困ることはありませんが、iPadには現状そのような機能がないため、IME切り替えはトグルしかできなくなります。そしてiPadMacで文字入力のお作法が変わってしまうので、これは嬉しくないですね。

常時接続・即起動・即使えるキーボードとトラックパッド

Magic Keyboard for iPadにしかできないこと1。外部キーボード+外部マウスでも実現できる環境ではありますが、bluetooth接続だとどうしても出して電源入れて接続するステップを挟む必要があります。マウス込みの場合はそれが2回。これが面倒くさくて使わなくなります(自分の経験)。

また、マウスは全体的に横スクロールが絶望的に苦手な一方、iPadのUIには横スクロールに相当する操作が非常に多いため操作性はかなり悪いです。トラックパッドのほうがiPadOSに適しています。

すぐ使えることは、一回あたりの時間的には些細なことであっても、心情的に面倒臭く感じるか否かには結構重要なポイントだと感じています。

重いけど軽い

何言ってるのか分からないですが、軽いです。iPadをラップトップ的に使うことを前提にするのであれば。

確かに600gあるMagic Keyboardは重いのですが、他の選択肢もそもそも重いのです。

  • Smart Folio(175g)+Magic Keyboard for Mac(230g)+Magic Trackpad(230g)=635g
  • Smart Folio(175g)+Magic Keyboard for Mac(230g)+MX Anywhare3(99g)=504g

下はこっちのが軽いじゃん、となりそうだけれども、もしマウスとキーボードを別に持ち歩くなら私はマウスとキーボードもケースに入れるのでさらに重くなります。

が、前提を打ち崩してiPadをラップトップとして使うことをやめると劇的に軽くなるので、これ以上の重量の議論は不毛です。とにかく軽いんじゃ。

展開状態からはすぐに外せる

Magic Keyboard for iPadにしかできないこと2。展開状態からであれば一瞬で外して薄くて軽いタブレットに変形できます。外して使うことを想定するからこそ、”MacBookでいい”と言えなくなります。逆に言えば、一切外さないならiPadである必要はほとんどないです。

外してApple Pencilを使ったり、タブレットスタンド+HHKBなど、構成を柔軟に変えられるのもiPadの良さです。

次機種にも継続して使えると嬉しいが…

ここしばらくiPadシリーズは同じ形状が継続しており、オプションパーツの互換性が保たれています。(iPad Pro 2018, 2020, 2021とiPad Air 2020が共通)

Magic Keyboard, Smart Keyboard Folio, Smart FolioApple Pencil 2の互換性がもう少し保たれてくれると、本体だけの買い替えでグレードアップできるので嬉しいところです…